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2022.02.17

開発コラム

2022年の食品トレンド予想!今年注目のキーワードをご紹介

2021年は海外旅行に行くことができない環境下が続いたこともあり、海外食品の人気が増加しました。
特に2021年に流行した食べ物といえば、イタリア発祥の菓子「マリトッツォ」ですね。多くのお店で販売され、季節のフルーツやフレーバーを合わせたマリトッツォも増えています。
また、健康志向やSDGsの意識も拡大しており、健康食品や機能性食品の増加、食品ロスを減らす動きが今後さらに勢いを増すようです。
そこで、2022年に流行しそうな食のトレンドについて神戸化成の開発課員で予想してみました。

キーワードは「低アルコール・ノンアルコール」「背徳グルメ」「イタリアンスイーツ」「エシカルフード」です。

低アルコール・ノンアルコール飲料

「微アル」とよばれるアルコール度数の低い飲料やノンアルコール飲料が、健康志向や巣ごもりの影響により需要が高まってきています。その中でも注目を集める2つの飲料をご紹介します。

●ハードセルツァー(低アルコール飲料)

ノンアルコールに対してアルコールが入っていることを表す「ハード」に、炭酸水を意味する「セルツァー」を組み合わせて生まれた言葉であり、わかりやすく言うと「アルコール入りの炭酸水」という意味です。「チューハイ」と異なり、「ハードセルツァー」はサトウキビ由来の糖分による発酵で生み出されたアルコールを使っています。甘さ控えめのすっきりとした味わいと、カロリーも低く、糖類も少ないので健康志向の方を中心に人気を集めています。

●モクテル(ノンアルコール飲料)

モクテルとは似せた、真似たという意味の「mock(モック)」と「cocktail(カクテル)」を組み合わせた造語で、ノンアルコールカクテルの新しい呼び方です。
またモクテルはそのきれいな見た目からインスタ映えするものばかりです。家で実践できるレシピ等も紹介されているので是非お家でもお試しください!

健康志向に反して高カロリーな「背徳グルメ」!

低糖質や低カロリーといった健康志向は今後も続くと言われていますが、一方でカロリーを気にせず美味しいものを食べたいと人気がある「背徳グルメ」についてご紹介いたします。

●マヌルパン

韓国の屋台で人気の「マヌルパン」は、ニンニクパンのことですが、日本で売られているガーリックトーストとは少し異なります。パンの中にたっぷりのクリームチーズや砂糖、バターが入った甘じょっぱい濃厚なパンです。
一度食べると病みつきになる「マヌルパン」は今後さらに人気となりそうです。

●濃厚バター

昨年から焼き菓子や冷菓、惣菜系と幅広い分野で「バター味」の商品が増加しています。チョコ×バターやアイス×バターといった「甘い×塩味のあるバター」の組み合わせが人気です。先ほどのマヌルパンと同様に「甘じょっぱい背徳感グルメ」の商品が増えそうですね。

「ポストマリトッツォ」まだまだイタリアンスイーツは止まらない!

2021年に一世を風靡した「マリトッツォ」。この後に続くといわれているイタリア発祥のスイーツを2つご紹介いたします。

●ズコットケーキ(ドームケーキ)

⇒(参考資料)【着色見本】スポンジ

半球型のスポンジの中にクリームやセミフレッド(半解凍状のデザート)、フルーツをたっぷり詰めたスイーツです。その名の由来は、聖職者がかぶる帽子「ズッケット」や、ドーム型金属製兜「ズッコット」の形に似ているからとも言われています。ズコットケーキはフルーツをたっぷり使用しているため、切った際のケーキの断面がとても美しく、ボリュームもあるためインパクト抜群であり、SNS映えすること間違いなしです!

●カッサータ

正式名称は「カッサータ・シチリアーナ」と言い、イタリアのシチリアで生まれたことから名付けられた伝統的なスイーツです。リコッタチーズにドライフルーツやナッツなどを混ぜ込み、型に入れて凍らせたチーズのアイスケーキです。

上記2つのスイーツは家でも簡単に作れるので、イタリアンスイーツを気軽に楽しむことができます。まだ海外旅行へ行くことが厳しいので、海外スイーツの人気は続きそうです。

SDGsにも貢献!「エシカルフード」

「エシカルフード」は、直訳すると「倫理的な食品」となります。つまり、「人や社会、環境に優しい食品」を指しており、具体的には「オーガニック(有機)」「プラントベース」「地産地消」「ヴィーガンフード」の食品が、「エシカルフード」に該当します。
またSDGs関連で昨今問題となっている「食品ロス」を削減するためにも「エシカルフード」が注目されており、普段なら捨てられている食品を別の形で生まれ変わらせるといった事例も増えてきています。

例:規格外のホタテをソーセージに。「シーフードフランク」

⇒(参考資料)【お役立ち資料】プラントベースミートの商品開発の課題と解決策

2022年はこういったSDGsや食品ロス削減を意識した食品が多数出てくるかもしれません。

その他食品の着色見本資料も多数取り揃えていますので、こちらをご覧ください。

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