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2020.05.27

開発コラム

紅芋・巨峰・ブルーベリー・あずきなど 紫色着色・補色に!

紅イモ、ワイン、ブルーベリー、巨峰、ブルーンなどのイメージで、食品をバイオレット(紫色)に着色したいというお声を多くいただきます。また、ハロウィン企画でも多くの紫色のご依頼、ご採用をいただいております。
今回はそんなご依頼にご使用いただける弊社製品をご紹介いたします。

ひとつの製品で紫色に

「アントシアニン色素」や「コチニール・ラック色素」は中性域からアルカリ域で紫色を呈しますが、安定性がよくありません。一般的には安定な赤色色素と青色色素を混合することで、安定な紫色製剤を作り出しています。

今回は「クチナシ赤色素」と「クチナシ青色素」を混合調整することで、ひとつの製品で紫色に着色できる着色料である「KCバイオレット KL-14」(赤紫)「KCバイオレットKL-15」(青紫)をご紹介します。

写真:紅イモイメージ マカロン (左、KCバイオレット KL-14 対粉1.2%添加)
ブルーベリーイメージ マカロン(右、KCバイオレット KL-15 対粉1.2%添加)

クチナシ色素一括表示が可能

KCバイオレット KL-14、KCバイオレット KL-15は「クチナシ赤色素」と「クチナシ青色素」を使用した製剤のため、「クチナシ色素」、「着色料(クチナシ)」の一括表示が可能です。
従来製品の 「KCバイオレット No.3」(赤紫)「KCバイオレットNo.5」(青紫)もございますが、「ラック色素」と「クチナシ青色素」の混合調整の為、一部のユーザー様より一括表示ができる製剤開発の依頼のご要望をいただき、本製品を作製しました。

写真:紫色着色料の色調比較(水溶液)

品名

KCバイオレット
KL-14

KCバイオレット
KL-15

KCバイオレット
No.3

KCバイオレット
No.5

色素名

クチナシ赤色素、クチナシ青色素

ラック色素、クチナシ青色素

性状

液体

液体

粉末

粉末

色調

また、本製品に使用している「クチナシ赤色素」は、お役立ち資料にてご紹介している、「KCレッドKL-7」を原料処方しております。
「KCレッドKL-7」は、従来のクチナシ赤色素よりも明るい色調を呈します。
⇒幅広い食品への着色や他の赤色色素の代替えに!汎用性の高い「クチナシ赤色素」のご紹介

安定した色合いを出すことが可能

バイオレットやグリーンといった混合色を調整する際、ユーザー様によっては赤色、青色などの単色毎に計量室で調合されているケースもあるかと思われます。
特にバイオレットの色合いは、食品イメージにより「赤っぽい紫」「青っぽい紫」など微妙な色調バランスとなっています。そのため、少しの計量ブレや着色料のロット差異が影響し、調整に苦慮しているというお声を多く聴きます。

弊社の「バイオレット」製剤であれば色調バランスが既に調整されていますので、色調調整に悩むことなく安定した品質を保つことができると評価いただいております。
神戸化成の「KCバイオレット KL-14」「KCバイオレット KL-15」を是非ご試験してみて下さい。

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