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Our Policy
研究・開発への取り組み

日常の「おいしさ」を創造し支える、提案型の製品開発

「おいしさ」は味だけで決まるわけではありません。
彩り・香り・食感のほか、食品の製造工程・品質保持なども間接的にそれを担う要素です。
私たちは、食品添加物や食品素材を主な材料とし、新しい視点での付加価値を加えた製品を創り出すことで、お客様の「おいしさ」に貢献するための開発を目指します。
例えば着色料。特に私たちの強みとする天然系着色料には安定性について長所・短所があり、用途を選ぶ場合があります。
そこで、これまで積み重ねた経験・技術を用いて、従来では使用の難しかった条件でも安定的に着色できるよう設計した製品を創り出しています。
さらに、実際にご使用になる工程を想定し、最適な解決策をお客様と共に検証することで、さらなる「お役立ち」ができる製品開発を目指します。
例えば、ご提供いただいた最終製品を用いた安定性データの採取、ご要望に合わせた留型製品の試作など、お客様に寄り添うアプローチであたらしい製品を創り出しています。
また、食品表示や海外輸出への対応などのため、使用原料にまで遡った工夫も行います。
お客様にあたらしい「おいしさ」を創造いただくため、そして「お役立ち」を実感していただくための開発に取り組みます。

日常の「おいしさ」を創造し支える、提案型の製品開発

着色料における「色価」「色調

着色料は、色の濃さを表す「色価」と、色味を表す「色調」で表現されます。
「色価」は、着色料溶液を可視光の極大吸収波長における吸光度を測定し、10%溶液の吸光度に換算した数値で表します。
「色調」は〈色相〉〈明度〉〈彩度〉の3要素で構成されており、測色計で測定することで数値化することができます。
人の知覚と近似の状態を表すことができるLab表色系がよく利用されており、弊社でもこの表色系を利用しています。
https://kobeche.co.jp/technology_post/cv-column/

色調の評価安定性試験〈変色・退色検証〉について

色の表現は人により異なるため、言葉で表現することは難しいです。
また、目視では気づきにくい色調の変化もあります。
当社では、「分光色差計」により、色調を数値化して評価しています。
そのため、食品の保存中の変色や退色も目視評価と併せて数値で検証することが可能となり、より精度の高い安定性評価に繋げることが出来ます。
着色された製品サンプルをご提供いただくことで、共同にて色調安定性を評価することも可能です。

色調の評価と安定性試験〈変色・退色検証〉について

CaseStudy
開発事例

Case.01

調合着色料製剤の提案

貴社の工場内作業効率化につながる調合製剤を各種ご準備しています。
また貴社留型品もご提案可能です。

お客様の課題
ブルーベリーイメージにクチナシ赤色素とクチナシ青色素の2つの製剤で試験してますが、イメージ色調が表現できません。
当社の提案・対応
クチナシ赤色素とクチナシ青色素を調合製剤「KCバイオレットKL-14」をご提案。
当社で色調を管理しているため、一定の品質が得られます。
お客様の声
今まで苦心していた紫色イメージの品質安定化が実現しました。
また計量作業も在庫管理面の効率化できました。

Case.02

海外輸出向け製品の開発

海外各国での食品添加物認可状況を確認し、お客様にご提案致します。
主原料(色素)は勿論、副材(特に乳化剤)も含めた製品レベルでご提案致します。

お客様の課題
米国向けに調味料を輸出したいが、原料登録のあるトウガラシ色素製剤が認可されているか不明である。
当社の提案・対応
「KCオレンジPE-AG」をご提案。
本製剤はアラビアガムで乳化処理しており、米国向けに輸出可能な製品になります。
お客様の声
無事に海外輸出向けの製品開発出来ました。
開発案件段階で輸出可否情報を踏まえた提案で助かりました。

Case.03

登録原料品の切替検討

既存商品に処方されている原料情報。
切替提案の際は正確なヒアリングで案件管理を実施します。お気軽に問合せフォームよりご連絡下さい。

お客様の課題
主原料や包材価格が高騰しており、今期の仕入予算目標達成が厳しい。
当社の提案・対応
300以上の豊富な製品ラインナップから、お客様からのヒアリングを基に最適な製品をご提案いたします。
お客様の声
既存の登録原料品は10年以上前から各種商品に配合していた。
原料価格高騰やBCP対策も兼ねて、添加物であっても定期的な再検討が必要であると感じました。

Contact お問い合わせ

当社製品へのご質問・ご依頼など、些細なことでも
ご遠慮なくお問い合わせください。
担当者より早々に対応いたします。

着色料パーフェクトブック

当社がお客様に対して実施している着色料勉強会(約2時間)
プレゼン資料49ページ、着色見本イメージ5種が無料でダウンロード可能です。