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2021.01.07

着色料各論

色素各論 アントシアニン系色素

「アントシアニン」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないのでしょうか。
アントシアニンは、ブドウや茄子、アカキャベツやブルーベリーなどに含まれる物質で、私たちが普段食べている野菜や果物といった食用植物に存在しています。
そんな身近な存在であるアントシアニン系色素についてご紹介します。

目次
1. アントシアニン系色素について
2. アントシアニン系色素の使用食品例と表示について
3. 弊社製品のご紹介

1. アントシアニン系色素について

●アントシアニン系色素の種類
食品添加物の着色料として主に使用されるアントシアニン系色素の種類は、「アカキャベツ色素」「ムラサキイモ色素」「アカダイコン色素」「エルダーベリー色素」「ブドウ果汁色素」「ブドウ果皮色素」「シソ色素」など多くの種類があります。

色素名 基原原料および色素主成分
アカキャベツ色素 アカキャベツの葉より抽出して得られる色素
主成分はシアニジンアシルグルコシド
ムラサキイモ色素 サツマイモの塊根より抽出して得られる色素
主成分はシアニジンアシルグルコシド 等
アカダイコン色素 アカダイコンの根より抽出して得られる色素
主成分はペラルゴニジンアシルグリコシド
エルダーベリー色素 エルダーベリー果実より抽出して得られる色素
主成分はシアニジングルコシド 等

●アントシアニン系色素の色調

写真:pH3緩衝液へ着色

アカキャベツ色素 ムラサキイモ色素 アカダイコン色素 エルダーベリー色素

由来原料によって同じアントシアニン系色素でも色調が異なります。

●特徴
アントシアニン系色素は水溶性の色素であり、酸性域で赤みのある色調を呈し、アルカリ域では青みのある色調を呈します。
酸性域では光や熱に対して比較的安定ですが、pHが高くなるにつれて不安定になります。
その他にも、ビタミンCやたんぱく質、金属イオンによって色調が変化したり、不安定になる特徴があります。

写真 :pHによる色の変化(アカキャベツ色素)

2. アントシアニン系色素の使用食品例と表示について

アントシアニン系色素は、酸性域で比較的安定な色素なので酸性の食品で使用されることが多いです。

●食品への表示例
例)アカキャベツ色素を使用したとき

アカキャベツ色素  アントシアニン色素  野菜色素  着色料(アントシアニン) 等

例)エルダーベリー色素を使用したとき

エルダーベリー色素  アントシアニン色素  果実色素  ベリー色素  着色料(アントシアニン)等

●使用食品例

紅生姜
(アカキャベツ色素使用)
しょうが、漬け原材料(食塩、醸造酢)/酸味料、野菜色素
グミキャンディ
(エルダーベリー色素使用)
砂糖、水飴、ゼラチン/酸味料、ゲル化剤(ペクチン)、香料、光沢剤、アントシアニン色素

3. 弊社製品のご紹介

品名 色素名 類別名
アントシアニン 野菜色素 果実色素
KCレッド RA-20 アカキャベツ色素
KCレッド SL-9 ムラサキイモ色素
KCレッド RD-120 アカダイコン色素
KCレッド EL-2 エルダーベリー色素

ご質問やサンプルのご用命がありましたらこちらからお問い合わせください。

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