2021.01.19
色素各論 リボフラビン
リボフラビンはビタミンB2とも呼ばれ、着色料としての用途より栄養強化としての用途のほうが有名ではないでしょうか。リボフラビンが欠乏すると、口内炎、脱毛症、胃腸障害等を引き起こすとされ、また体内蓄積できない水溶性ビタミンであるため毎日摂取する必要があるそうです。そんな人間には欠かせない栄養素ですが、着色料として使用すると鮮明な黄色を呈するのです。そんなリボフラビンについてご紹介いたします。
目次
1.リボフラビンについて
2.リボフラビンの使用食品例と表示について
3.弊社製品のご紹介
1.リボフラビンについて
●リボフラビンの色調及び構造
色素成分 | リボフラビン |
構造 |
写真:水及び牛乳への着色
水 | 牛乳 |
●特徴
リボフラビンは熱に対する安定性に優れており、広いpH域で鮮明な黄色に着色できます。しかし、光に対して不安定なので使用する食品の包装形態に注意が必要です。また水に対する溶解性が低いため、粉体への混合に適しています。
2.リボフラビンの使用食品例と表示について
リボフラビンは中華麺、ホットケーキミックス、ビスケット、天ぷら粉等に使用されます。
●食品への表示例
着色料(リボフラビン)、着色料(ビタミンB2)、着色料(V.B2) 等 |
●使用食品例
中華麺 |
小麦粉、食塩/酒精、かんすい、打粉(加工でん粉)、着色料(リボフラビン) |
天ぷら粉 |
小麦粉(国内製造)、でん粉、卵黄粉、食塩/加工でん粉、ベーキングパウダー、着色料(ビタミンB2)、(一部に小麦、卵、大豆を含む) |
3.弊社製品のご紹介
品名 | 性状 | 特徴 |
KCイエロー RBD | 粉末 | 非常に鮮明な黄色を呈する。 |
ご質問やサンプルのご用命がありましたら、こちらからお問い合わせください。
この記事に関する品目
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クチナシ黄色素
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クチナシ黄色素
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クチナシ黄色素
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マリーゴールド色素
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