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2021.01.25

着色料各論

色素各論 アナトー色素

お仕事帰りやお風呂上りにおいしいお酒と合わせて食べたいのが、おつまみです。おつまみには「チーズ」や「キムチ」、「スナック菓子」等ありますが、これらにはアナトー色素が用いられており、私たちの生活に身近な色素となっています。そんな多用途に用いられる「アナトー色素」についてご紹介いたします。

目次

1.アナトー色素について
2.アナトー色素の使用食品例と表示について
3.弊社製品のご紹介

1.アナトー色素について

ベニノキ(Bixa orellana L.)の種子の被覆物から得られたもので、ノルビキシンを主成分とするもの及びビキシンを主成分とするものがあり、それぞれをノルビキシン及びビキシンと称する。デキストリン、乳糖又は食用油脂を含むことがある。

基原原料 ベニノキ科ベニノキの種子の被覆物
主成分 ノルビキシン及びビキシン
製法 ベニノキ科ベニノキの種子の被覆物から、油脂又は有機溶媒で抽出するか、あるいは加水分解して得る。

写真:ベニノキの種子

●アナトー色素の色調と構造

色素成分 ノルビキシン及びビキシン
構造 ノルビキシン

ビキシン

●特徴
アナトー色素はノルビキシン型とビキシン型があり、ノルビキシンは水分散タイプ、ビキシンは油溶性タイプになります。熱に対する安定性が高く、加熱すると黄色く発色します。また色伸びがよく、低色価の添加でも濃度感の濃い着色となります。光に対して不安定な面もありますが、ビタミンCやビタミンEなどの酸化防止剤を使用することで改善します。

写真:水及び牛乳への着色

水(分散乳化品) 牛乳(分散乳化品) 水(水溶性アナトー) 牛乳(水溶性アナトー)

 

●水溶性アナトー
ノルビキシンのアルカリ塩(カリウムまたはナトリウム塩)。
ノルビキシンのアルカリ化合物となるため、化学的合成品とされ合成着色料(指定添加物)の扱いになりますが、天然アナトー色素と同じ表示ができます。古くからチーズの着色に用いられています。

2.アナトー色素の使用食品例と表示について

アナトー色素はパン粉、味噌、カップコーン、菓子、水産加工品等に使用されます。

●食品への表示例

アナトー色素、カロテノイド色素、着色料(アナトー)、着色料(カロテノイド)等

●使用食品例

ソーセージ
豚肉、鶏肉、結着材料(大豆たん白、でん粉)、糖類、食塩、香辛料/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、保存料(ソルビン酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、pH調整剤、発色剤(亜硝酸Na)、アナトー色素、(一部に卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
チーズ 生乳、食塩/アナトー色素

3.弊社製品のご紹介

品名 性状 特徴
アンナットカラー W 液体 水溶性アナトー(ノルビキシンカリウム)、発色の良い黄色を呈する。スナック菓子・カップコーン・水産加工品などに
アンナットカラー AL-55 液体 水分散性アナトー。赤橙色を呈しているが加熱すると黄色く発色する。調味液・パン粉・水産加工品などに

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